FC2ブログ

月の栞

本の扉を開けて色々な物語の旅に出かけませんか? 本の虫『つきの』が、あなたの本の旅のお手伝いをします。

「 好きやずっとなんて、ないことは、
とっくのむかしから知っている。
だから、わたしは
毎日、小さなウソばかりついている。 」

 出典:『パーマネント野ばら』 西原理恵子 より


今回も西原理恵子さんで「パーマネント野ばら」です。
このお話(漫画)は・・・
離婚して娘の”もも”を連れ、母の経営する港町にひとつだけの美容院「パーマネント野ばら」に戻ってきた”なおこ”
美容院は「女のザンゲ室」あけっぴろげな町の女たちがおしゃべりに興じ、悲喜こもごもの恋愛話が語られます。
なおこの友人、みっちゃん、ともちゃん、けいこ・・・そして、なおこ自身も・・・

西原さんの作品はどれも一見、破天荒で下ネタ満載だったりしますが(でもそこが魅力でもあるのです)実に多くの心に沁みいるような場面や言葉が散りばめられています。

今回は冒頭の言葉以外にもわたしの好きな言葉たちをいくつか紹介したいと思います。

「私はいい年をした おばさんで みんながこの恋をわらうだろうとおもうけど 私は私の空豆をみつけることができて、うれしくてしかたがない」

「わたしが年をとったら あのくらい部屋と青い風を思い出すんだろうか。あの人の手を思い出すんだろうか。あの人は わたしのことを おぼえていて くれるんだろうか」

「わたしら若いときは世間さまの注文した女、ちゃんとやってきたんや これからは わたしもあんたも好きにさせてもらお」

読み終わった時に、きっとあなたにも大切にしたい言葉が見つかっていると思います。

この物語の最後で意外なことが明かされますが、それもまた、心に深い余韻を残すでしょう。

「パーマネント野ばら」

【中古】 パーマネント野ばら /西原理恵子(著者) 【中古】afb

価格:128円
(2019/6/12 04:13時点)
感想(0件)

【中古】 パーマネント野ばら /西原理恵子(著者) 【中古】afb

価格:128円
(2019/6/12 04:14時点)
感想(0件)


実写化もされましたね(DVD)

【中古】 パーマネント野ばら /菅野美穂,小池栄子,池脇千鶴,吉田大八(監督),西原理恵子(原作) 【中古】afb

価格:1,298円
(2019/6/12 04:16時点)
感想(0件)

スポンサーサイト



このページのトップへ
「 好きになった人を嫌いになるのは難しい

 出典:『毎日かあさん4出戻り編』 西原理恵子 より


今回は西原理恵子さんの「毎日かあさん4出戻り編」をご紹介したいと思います。
この本では・・・
第1巻でアルコール依存症が原因で別れた夫:鴨ちゃんアルコール依存を克服して家族の所に帰ってきます。
でも鴨ちゃんはガンに身体を蝕まれていて。
家族との宝物になる共に過ごす6か月の日々・・・そして・・・。
渾身の描きおろしを含む、笑えて心深く沁みる「毎日かあさん4」です。

本当なら1巻からご紹介するべきかもしれませんが、個人的にもこの巻には思い入れがあるので、敢えてこの巻を。
そして冒頭の西原さんの言葉。この巻には他にも胸を打つ言葉が沢山あります。
鴨ちゃんと西原さんの交わす言葉、鴨ちゃんが西原さんに遺す言葉、子供たちの言葉・・・。

でも敢えて、わたしはこの言葉を。
破天荒な夫に振り回されて別れた夫婦、でも病が身体を蝕んで残された時間が少ないとわかった時、妻は元夫を家族の所に迎え入れます。
それまでも別れた夫を突き放しているようで気にかけ続けていた西原さんが独白するこの言葉、わたしには痛いほどわかって心に響きました。

人間というものの業の深さと、でもだからこその愛おしさ。
だから”泣かせられる”のではなくて”泣いてしまう”のだと思います。

「毎日かあさん4出戻り編」

毎日かあさん 4 出戻り編 / 西原理恵子 サイバラリエコ 【本】

価格:905円
(2019/6/1 08:33時点)
感想(0件)

【中古】 毎日かあさん 4(出戻り編) / 西原 理恵子 / 毎日新聞社 [単行本]【ネコポス発送】

価格:228円
(2019/6/1 08:34時点)
感想(0件)

このページのトップへ
「 二太、ええかあ、泣いたら世間がやさしゅうしてくれるかぁっ。
泣いたらハラがふくれるかあ
泣いてるヒマがあったら笑ええっ!!」

 出典:『 ぼくんち 』西原理恵子 より


今回は西原理恵子さんの「ぼくんち」です。

一太二太は腹違いの兄弟。田舎の奥の奥のどうしようもなく貧乏な漁村に住んでいる。
暴力や薬物が蔓延る漁業と風俗だけしかない町。
ある日、家出していた母ちゃんが連れて帰ってきたのは美しくて歳の離れた姉、神子(かのこ)
母ちゃんはまたすぐに家出してしまい、そうして母ちゃん代わりの神子と一太、二太、三人の生活が始まる。

一太や二太の生きている環境は壮絶です。底辺の生活。
ピンサロに勤めながら一家を支える姉、神子は大きく温かい愛情でそんな二人を包んでいる。
どうしようもないけれど、どこか愛すべき人達とのふれあい。

痛いのです。痛くて痛くて、そして救いがあるわけではない。
そんな日々が淡々とサイバラさんらしいユーモアを交えて描かれます。
悲惨であるけれども逞しい。時に笑ってしまうような。
逞しくて哀しくて愛おしい。

上っ面の優しさとか、薄っぺらい感動とかは此処にはありません。
不条理な現実や死もいたるところにある。

でも生きている。生きていく。

死んだ者は逝き
残ったものは生きる。この日々を生きていく。

世界は残酷だけど人は愚かだけど、小さな温もりを心の芯に抱いていれば、きっと生きていける。
そんなことを思いださせてくれる本です。

「ぼくんち」

【中古】 ぼくんち 全 / 西原 理恵子 / 小学館 [コミック]【ネコポス発送】

価格:323円
(2019/4/23 08:40時点)
感想(0件)


**********

【中古】 ぼくんち 上 / 西原 理恵子 / 角川グループパブリッシング [文庫]【ネコポス発送】

価格:230円
(2019/4/23 08:47時点)
感想(0件)

【中古】 ぼくんち 中 / 西原 理恵子 / 角川グループパブリッシング [文庫]【ネコポス発送】

価格:323円
(2019/4/23 08:50時点)
感想(0件)

【中古】 ぼくんち 下 / 西原 理恵子 / 角川グループパブリッシング [文庫]【ネコポス発送】

価格:229円
(2019/4/23 08:55時点)
感想(0件)

  このページのトップへ

Information

つきの
  • Author: つきの
  • 『つきの』の本棚にようこそ!
    本の扉を開けて色々な物語の旅に出かけませんか?

Search

Calendar

09 « 2019/10 » 11
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

 

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

“ご訪問ありがとうございます”

web拍手 by FC2

アクセスカウンター

ブログランキング

MAIL

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2ブログ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2アフィリエイト

楽天

NETOFF(ネットオフ)

ネット書店

電子書籍

アフィリエイト関係

レンタルサーバー

ポイントサービス・懸賞