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月の栞

本の扉を開けて色々な物語の旅に出かけませんか? 本の虫『つきの』が、あなたの本の旅のお手伝いをします。

「 2年前、オレはベトナムに完敗した。
 連日の猛暑に気力と体力を奪われ、人々の逞しさに圧倒され、棺桶のような寝台列車のシートでうち震え、ベトナムの菌にやられて腹を下し、ウニのトゲを3回も踏んで黒豚のような悲鳴を上げ、最後はスリに有り金を全部やられた 」

 出典:『ベトナム怪人紀行』ゲッツ板谷  より


しょっぱなからガツンときます(笑)
今回は、ゲッツ板谷さんの「ベトナム怪人紀行」をご紹介します。

この本は…
不良デブ(ゲッツ板谷)と兵隊ヤクザ(鴨志田穣)【この当時、西原理恵子さんの夫だった鴨ちゃん】が「絶対降参しない国」ベトナムで個性の強い”怪人”たちと勢いだけで突き進みタイマン勝負するという人気紀行シリーズ第二弾です。※カバーイラストと文中の漫画西原さん写真鴨ちゃんが撮っています。

わたしはゲッツさんの特に紀行文が大好きで前作の「タイ怪人紀行」も、この後の「インド怪人紀行」も読んでいるのですが、毎回この身体を張った生の勝負に度肝を抜かれ驚かされ、そしてお腹が捩れるほどにガハハハと笑ってしまうのです。

ゲッツさんや鴨ちゃん達が切り込み突き進んでいく剥き出しの迫力に「馬鹿やってるよ~!」と笑いながらも、ふとベトナムという国の濃度に魅惑され目が離せなくなっている不思議。
ゲッツさんたちの怪人紀行シリーズはガイドブック的でもなく、人生教訓的なものもなく、だのに何故か後を引くのです。
そしてサイバラさんの表紙絵と漫画がいつものごとく、この怪書?に、あだ花を咲かせてくれています。

読まず嫌いできた方がいたら、是非読んで欲しい。
確実に爪痕を残してくれます。

ゲッツ板谷の「怪人紀行シリーズ」

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「 祖母はちんまりと六畳の居間に座っていた。
「おばあちゃん、久しぶりだねえ」
私が彼女と会うのは二十六年ぶりであった。
気をきかせてふつうよりも大きめの声で話しかけると、
彼女は、
「まだ耳は達者だよ」
といって、にたっと笑った」

 出典:『 モモヨ、まだ九十歳 』群ようこ より


今回は群ようこさんの「モモヨ、まだ九十歳」をご紹介します。

モモヨさんは90歳。だけど新幹線でひとり上京してきて、パンダが見たい、ディズニーランドで遊びたいとパワフルで好奇心旺盛。逞しくもお茶目な祖母であるモモヨさんのことを群さんの目から綴ったエッセイです。

出だしからモモヨさんの年齢を感じさせないパワーに惹きつけられます。
良い意味で一筋縄でいかない、おばあちゃんなのです。
まさに”まだ”九十歳!

好き嫌いがハッキリしていて、しゃっきりしているモモヨさんに振り回されつつも温かく見守る親族たち。
こういう関係性も素敵です。

実はわたしの祖母も105歳まで長生きしてくれましたが、やっぱりモモヨさんみたいに気が強く、しゃっきりした人でした。好奇心旺盛なところも似てるなぁと思いながら、読みました。

でもモモヨさんは苦労人でもあります。祖母もそうでしたが、この頃の女の人は大変な苦労をさらっと受け流し、生き抜く強さを持っている気がします。
そして、だからこそ、今のモモヨさんが颯爽と魅力的に見えるのでしょう。

とにかくモモヨさんの強かさや狡さ(これ誉め言葉です!)にニヤリとしたりアハハと笑って元気を貰ってください。

嗚呼!わたしも、こんなおばあちゃんになりたい。

「モモヨ、まだ九十歳」

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笑ってリラックス!

さて、前回に引き続き、心が疲れた時に元気になれる本。
今回はカマタミワさんのコミックエッセイです。

『ひとりぐらしもプロの域』カマタミワ

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Ameba公式トップブロガー、カマタさんの日常あるある爆笑コミックエッセイ。

クスクスから、あるある~と大爆笑まで。
ひとりぐらしを赤裸々に描いてるカマタさん、好きだなぁ。
うんうん、いいんだよね!と安心?して、共感しちゃいます。

**********

『半径3メートルのカオス』カマタミワ

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巻き込まれ体質を自認するカマタさんが出会った濃くて面白い人たち。

ひとりぐらしの部屋を出てもカマタさんが出会うのは何故か濃~い人々。
「話しかけられやすい」ってなんだかわかるなぁ~と。
わたしも良くスーパーやデパートで、何故か知らない人に親しげに話しかけられるので(笑)

カマタさんのこのシリーズ(続巻あります)とにかく気軽に読めて、ああ、そういうの自分だけじゃないんだなぁと思えるのでオススメです。

笑ってパワーをいっぱいにしましょう!

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「 ああ盲腸のあとの生きるか死ぬかの時ですら、決しておいしくもないワラジだかゴムゾウリだかのようなビフテキを離さなかったのだから、私という人間は、あくまでもいやしい。
願わくば、死んでからは餓鬼道に落ち、十分おきくらいに、お腹がすいてたまらず、何でもいいから、手あたりしだい食べつづけていたいものだ。」

**「願わくば餓鬼道に生きつづけたい」 より抜粋

 出典:『 森村桂の食いしんぼ旅行 』森村桂  より


森村桂さんは「天国にいちばん近い島」を代表作とする作家です。
この旅行記はドラマや映画の原作にもなったのでご存知の方も多いと思います。

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わたしはこの作品も好きなのですが、これ以後に書かれた旅行記シリーズが大好き
森村桂アメリカへ行く

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森村桂日本を行く

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など夢中になって読みました。

そしてその後に出された「森村桂の食いしんぼ旅行」1975
これはニューカレドニアに始まってトンガ、フィジー、パリ、インド、アメリカ、香港、ネパール、オーストラリアとニュージーランド、西ドイツ、スイス、イギリス、スペインと世界中をまさに“食いしんぼ”の森村さんが食べ歩いた旅行記です。

これらの旅行記はかなり昔の作品なので国の情勢が変わっていたり、例えばガイドブック的なものとして読むには適していません。
でも食べることが大好きな人の食への飽くなき情熱がここにはあるのです。

わたしは食の描写が上手な作家さんに惹かれます。
そして森村桂さんもそのお一人です。

とても残念なことに森村桂さんの本は現在(2019/3/24時点)絶版になっていて中古本でもあまり出回っていません。

「子豚の丸焼きは、まだあたたかかった。周りがテカテカと茶色く、皮はバリバリしておいしく、肉はやわらかかった」

**「子豚の丸焼きの味付けは」 より抜粋」

この文章を読んでその味を想像して生唾をのみ、同じく食いしんぼのわたしは、どれだけ子豚の丸焼きに憧れたことでしょう。

そうして
王様のパン……、私達はあまりにも何げなく“王様のパン”を、食べすぎてしまった。そして、私達は、本当の王様のパンを、見失ってしまったのではないだろうか。三角パンを食べながら、私はいたたまれない思いがした」

**「四百年前に渡って来た王様のパン」 より抜粋」

こういう感性を持ったひと。

実は森村桂さんの本、読み込みすぎてボロボロになり(でも捨てきれず)同じ本を探して再購入するほど愛読しています。
だから尚更、もっと皆さんに読んでいただけるといいのに・・・と思わずにはいられません。

森村桂さんという人はとても繊細でありながら明るく好奇心の塊で時に童女のよう。
でもだからこそ孤独や苦しみの深さを抱え、その生涯に影を落としたようにも思えます。

そんなとても人間くさい桂さんの本が、わたしはずっと愛おしく好きなのです。

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つきの
  • Author: つきの
  • 『つきの』の本棚にようこそ!
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